実はこのイベントに合わせてこっそり作っていったものがあったのでした。
そのうちのひとつは、既にさりげなく登場していたのですが、お気づきになりましたか??
実は、この写真に。

詳しいプラレールファンの方なら、おや?と思われるかもしれません。
関西線快速色(通称 春日色)のプラレール!

165系東海型急行の色を塗り替えて製作。あえてヘッドマーク台座つきの旧製品を使って、
特徴的な大きなヘッドマークを貼り付けているのがややこだわりポイント。
実車は165系ではなく113系ですが、そこはプラレール的にはお約束の範囲内ということで。
この関西線快速色は1973年の関西線電化の際に登場した専用の塗色で、
ブルーライナーの流れを汲む阪和色と並んで特別なイメージがありますね。
そして、この関西線快速色のプラレール、実際に製品で販売されていたことがありました。
それが、1976年頃から販売されていた「近郊形でんしゃ ふみきりえきセット」。
ただしこのセットは通常は横須賀色の車両が2両で付属しているのですが、
ごく少数のみ生産された関西向けのロットにだけ、関西線快速色の車両が入っていたというのです。
残念ながら実物を持っていませんので、ご関心のある方はぜひネットで検索していただければと思いますが、
ごくごく短期間、それもごく小ロットにしか入らなかったということで、とてもレアなプラレール。
今回はその幻(?)の製品へのオマージュとして、
そしてご当地のイベントというまたとない機会に合わせて用意してみました。
赤い帯の色はグリーンマックス GMカラースプレーのSP-27 レッドA(西武レッド)を使用。
プラ電車(復刻版)のウグイス色と並べて、当時の関西線風。
関西線ならではの、黄色い前面警戒帯はマスキングテープを適当な幅で貼ったもの!
おまけもいいところですが案外それっぽくなりました(笑)

そしてもうひとつ。
227系1000番台(和歌山線・桜井線)。

春頃に和歌山線・桜井線に227系が投入されることが発表され、
ちょうどイベントの直前頃だったと思いますが、実車が登場しました。
3月の万博鉄道まつりで大阪環状線を再現したときに、323系を何本か増備したことで手元には大量の323系。
これ幸い、とこちらも塗り替えにチャレンジ。
言われる前に言いますが、製品の323系からの塗り替えのみなので、実車とは色々異なります。
パンタグラフの有無(323系は台座のみ)や、増結時に使用する転落防止幌・貫通路の幌の有無など、
詳しい方から見ればいろいろご指摘はあるでしょうが、大目に見てください。
プラレールの製品ぽい仕上がりを目指して塗ったのですが、
ステンレス車体の質感も思いのほか製品に類似してくれて満足。
帯はシールを作成して貼り付けています。
気が向いたら方向幕や行先表示ぐらいは作って貼ろうかな、と思います。
制作したものを含めた、ご当地車両の並び。

本当は、関西線をイメージした路線と王寺駅(新王寺駅)、そこからスタートする
田原本線をイメージした路線を盛り込んだレイアウトを作るつもりだったのでした。
せっかく作った車両がお披露目できなかったのは残念ですが、
初めて車両の塗り替えに挑戦して、うまくいったかどうかはともかく割と楽しかったので、
これからも機会があれば何かまたチャレンジしてみようかなと思います。